2023~2024新設された女子バレーボールV3リーグ、2月24、25日に三重県AGF鈴鹿体育館(ヴィアテインィ三重ホームゲーム)で最終戦が行われました。11月25日から4チームによる5回戦総当たり方式でリーグを戦ってきました。来季は現在のVリーグは再編され新たなリーグが創設されるということです。最初で最後のV3リーグで初優勝を飾ったのは岡山県倉敷市を拠点とする倉敷アブレイズです!
- 1位 倉敷アブレイズ 11勝4敗 32ポイント
- 2位 アルテミス北海道 11勝4敗 31ポイント
- 3位 カノアラウレアーズ福岡 8勝7敗
- 4位 ヴィアティン三重 0勝15敗
最終セットまでもつれ込んだ戦い!
首位を走るアルテミス北海道に必死に食らいついていく倉敷アブレイズ。優勝は最終戦までもつれ込み試合に勝ったほうが優勝という手に汗握る戦いとなりました。第1セットをアルテミス北海道が取り、第2セットを倉敷アブレイズが取り返し1-1。第3、4セットもどちらも気合の入ったいいプレーが随所に見られ第3セットをアルテミス北海道、第4セットを25-23で倉敷アブレイズが取りました。そして第5セット!序盤倉敷アブレイズがリードし、このまま決まってくれれば…と祈る。しかしアルテミス北海道の粘り強いプレーに追いつかれてしまうのでは!?とドキドキ。最後サーブカットが乱れ、セッターが繋ぎ後ろ向きであげたボールがセンターに!待っていたアタッカーが何とか打ったボールが相手のレシーバーの手をはじいたとき歓喜の声が響きました。
逆転勝利!倉敷アブレイズの強さ
アルテミス北海道と11勝4敗と並びましたが、ポイントで1点上回っていた倉敷アブレイズが逆転勝利と逆転優勝を飾りました。本当にどちらが勝ってもおかしくない試合、力の差はありませんでした。どの試合もそうでしたが全員バレーのスタイルが倉敷アブレイズの強さです。たくさんの選手がメンバーチェンジでコートに入り、自分の仕事をしてボールを繋いでいたように思います。振り返るとV3開幕当初はきっと関係者は倉敷アブレイズの優勝は考えていなかったのでは?と思います。そんなチームの優勝はまぐれではなく全員が自分の仕事をしっかりとやり粘り強く戦ったチーム力であることは間違いないと思います。
最初で最後のV3女子リーグの魅力
倉敷アブレイズとアルテミス北海道の試合が終わり、表彰式が済むと4チームが入り乱れ、戦いをたたえ合うように写真を撮ったり握手をしたり素敵な時間が流れました。アルテミス北海道、カノアラウレアーズ、ヴィアティン三重4チームともほんとうに素敵な選手が集まったV3女子リーグだと思います。
全員での記念撮影や戦い合った監督やコーチ陣の全チームの合同写真撮影なども行われ、V3女子リーグならではの和やかな雰囲気が印象的でした。もう見られないと思うと寂しささえ感じてしまいました。
まとめ
初のV3女子リーグの優勝を飾った「倉敷アブレイズ」。粘りと繋ぎ、そして全員バレーのチーム力が魅力であり強さのチーム。今期でV3女子リーグは終わってしまいますが、彼女たちの戦いや挑戦はまだまだ続きます。来季は違うカテゴリーでさらに格上のチームと戦うことになります。でも何かやってくれそうな不思議な魅力のあるチーム。メンバーもこの大会を糧に進化していくはずです。
少しでも興味を持ったらぜひ会場でプレーを見てほしいと思います。これからも倉敷アブレイズを全力で応援していきたいと思います。GO!ABLAZE!