V3女子バレー倉敷アブレイズ大島杏花選手がすごい!5つのポイント

Ⅴolleyball

 2023~2024シーズンに開幕されたV3。

 女子バレーボールの人気はすごいですね。ひと昔前に比べて小学校や中学校での女子バレーの部活動の数は減っていると聞きますが、TVなどで春高バレーや全日本バレーの試合観戦をみると観客の熱量がすごいことがわかります。そんな女子バレーリーグに今シーズンからV3が新設され熱い戦いが繰り広げられていることをご存じですか?

 今シーズンVリーグに参入したチームは3つ。そこに上位カテゴリーから三重が加わりV3として昨年の11月からリーグ戦が行われています。

  • 倉敷アブレイズ
  • アルテミス北海道
  • カノアラウレアーズ福岡
  • ヴィアティン三重                

 どのチームも接戦となっていてどこが優勝してもおかしくない熱い戦いをしています。TVに出てくるような有名な選手はいませんが選手のVリーグへの思いは強く、Vリーグ参入を目指し練習を重ねてきたので、あこがれの舞台を楽しもうという選手たちの気持ちが試合に表れているように見えます。

 上位のVリーグで活躍してきた選手がいるチームもありますが、倉敷アブレイズは唯一、全員がVリーグはじめてというチームです。「拾って繋いで決める」というバレーの楽しさを一生懸命に体感しています。見ているとつい力が入って応援し、いつの間にかファンになってしまう不思議なチームなのです。

V3リーグホームページhttps://www.vleague.jp/women/match_list/v3/

倉敷アブレイズとは

 倉敷アブレイズとは岡山県倉敷市を拠点とした倉敷市発のV3リーグ女子チームです。チームのメンバーは地元の選手をはじめいろいろな出身地や出身学校から集まっています。選手は平日はそれぞれ派遣先の企業で仕事をして夕方体育館に集まって練習をしています。倉敷アブレイズは地域貢献などにも力を入れ地元の方たちにも応援されているチームです。先日行われたホームゲームではチームカラーの赤一色に体育館が染まり、倉敷アブレイズのチームロゴの「きつね」を意識した応援『コンコンッ』という掛け声が響いていて観客や応援団のみなさんの温かさを感じました。

 倉敷アブレイズの選手は個性が強い!もちろんバレーボール愛も強く、監督やコーチもとても熱心な方たちでそんなメンバーの集まりですが、その中でも注目されるキャプテンの「大島杏花おおしまきょうか」選手がすごい!どんなところがすごいのか5つのポイントをまとめました。

倉敷アブレイズ大島杏花選手のプロフィールを見てみましょう。

大島杏花おおしまきょうか 選手

  • 背番号 3
  • 出身地 宇都宮市(栃木県)
  • 出身校 宇都宮商業高校→東京女子体育大学
  • ポジション セッター
  • 身長 175cm
  • コートネーム そら  

倉敷アブレイズ公式ページhttps://kurashiki-ablaze.jp/players/intro/ohshima-kyoka.html

倉敷アブレイズ大島杏花選手がすごい!5つのポイント

 大島杏花選手のポジションはセッターです。175cmの身長を生かしたセットアップの高さが魅力の選手です。全日本女子クラスのセッターを例にあげて東レの関菜々巴さんは171cm、JTマーベラスの籾井あきさんは176cmと今は170cm超えの選手が世界と戦っています。背の低いセッターには多少低めのカット(サーブレシーブ)でもいいですが背の高いセッターにはジャンプトスをするためのレシーブが必要です。倉敷アブレイズにはレシーブの上手い選手がいるのでさらに大島杏花選手の高いセットアップが生きて強さの秘訣になっています。

  大島杏花選手のすごさはツーアタックです。高い位置から出されるツーアタックはどのチームも警戒しています。警戒しても同じモーションからのツーアタックはなかなか止めることはできません。大島選手が前衛にいる時はトスを上げるセッターにも相手はブロックのマークをつけなくてはなりません。ツーアタックでリズムをつかみ流れをもってくることができる必殺技なのです。

 ジャンプトスの得意な大島選手はネット際のカットもボールに指がかかれば手首の力だけでレフトまで飛ばすことができます。ツーアタックの後は相手も警戒しているので大島選手にブロックがマークし早いトス回しで相手のブロックを振ってアタッカーに有利にするトスをあげることができます。

 身長の高さはブロックなどにも生きてきます。倉敷アブレイズの守護神リベロのレシーブの上手さも目立ちますが、Vリーグとなるとブロックとの連携や兼ね合いも勝つためには欠かせない戦略になります。背の低いセッターは運動量でカバーしますが、身長のある大島選手はブロックからの切り替えしでトスが速いため、相手に厄介なセッターだと思います。

 大島杏花選手の一番のすごさはなんといってもバレーに対する取り組み方です。大学時代は関東1部リーグの東京女子体育大学で練習に励んでいますが控えのセッターとして過ごしたようです。栃木県の親元を離れ単身で挑んだ大学時代にコツコツとバレーボールに向き合いひたむきに努力を続けてきたようです。

 バレーボールはスパイクを決めて得点をとることや相手の攻撃を拾うレシーブのすごさがとても目立って華やかなポジションと言われますが、レシーブを繋いでトスをあげたりスパイカーとのコミュニケーションをとって攻撃を組み立てたり、時には監督の指示を受け戦術を変えたり、常に冷静さも保たなくてはならないポジションのセッターとキャプテンの両立は苦労があるのでは?と思います。

 それでも大学を卒業後、単身で倉敷市のアブレイズで心機一転コートでプレーできることを楽しんでいるようです。倉敷市には素敵な場所やおいしいものそして新しい仲間と出会い、これからもますます成長を見せる大島杏花選手から目がはなせません。

まとめ

 いかがでしたか?V3女子バレー倉敷アブレイズ大島杏花選手のすごさ5つのポイントをお話ししてきましたが、実は倉敷アブレイズには魅力的な選手が他にもたくさんいるんです。それぞれいろいろな出身地からいろいろな経歴を得てバレーボールを続けるために、夢を追いかけて集まったメンバーばかりです。2024.2.24~25にV3最終戦が三重県AGF鈴鹿体育館で行われます。ぜひ熱い戦いを観戦してお気に入りの選手やチームを見つけてほしいと思います。倉敷アブレイズには優勝してほしい!優勝できる!みんなで倉敷アブレイズ大島杏花選手を応援しよう!

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